モニュメントとしての新しいあり方・・・

神戸に、六甲枝垂れという展望台が出来たのをご存知でしょうか。

六甲枝垂れ-1

神戸・六甲山のガーデンテラスという施設内にあり、

小高い丘にふんわりと建っています。

六甲枝垂れ-2

蜂の巣のような格子の膜に包まれた建物で、

内外の壁面が全て檜で覆われていました。

ぐるぐると回りながら中にはいると、外部の開放感とは対照的な感じの、

檜の香りのする包まれた空間になっています。

展望台として紹介されていますが、通常の展望施設としての機能はあまりありません。

展望をメインとするならば、格子の膜が無い方がいいと感じられます。

しかし、外部と内部の境界をやわらかくしたこの建築は、

とても、とても気持ちのいい場所でした。

自然の中に建てた建築物の中でも、自然を感じる事ができました。

展望台というよりも、自然を感じる事のできる

新しいスタイルのモニュメントだと感じました。。。