万博と連動したアートイベント「大阪関西国際芸術祭」
そのうちの一つ、人物をテーマにしたハイパーリアリズム彫刻の展覧会に行ってきました。
10/13まで開催されています。
金属、石膏、シリコン、大理石、、、さまざまな素材を用いてリアルな表現を追求した作品が並び、
大きさも、スケールアウトしたものから妙に小さいものまで多種多様。
アーティストそれぞれ、違ったアプローチでの表現の仕方があって、おなかいっぱい楽しめました。
写真では伝わらないですが、美しさや驚きと一緒に、怖さも感じました。
何かこう、見てはいけないような、近づきすぎると失礼なような。
近づくのにためらいを感じ、一瞬足がとまるほど。


Sam jinks「Seated Woman」
しなやかな体と、透き通るような肌が印象的

Sam Jinks「Woman and Child」
大切なものをとても大事にしている、という事を感じた作品




Ron Mueck「Man in a sheet」
ロン・ミュエク作品では珍しい、とても小さな人




Fabio Viale「Venere Italica
近づくと、発報スチロールに見え、軽さも感じた、大理石の彫刻


Marc Sijan「Cornered」
見ていて、とても寂しく、切なくなった作品。

Carole A.Feuerman「General’s Twin」
どう見ても本物の水滴に見える表現力。





Daniel Firman「Caroline」
絶妙な立ち姿が、「マネキン」ではなく、不思議と「人」と感じさせる。

Evan Penny「Conversation #1」
ある角度から見ると、複数の女性に見える つながった顔

「リアリティ」にもたくさんの種類があって、表現する方法もたくさんある。
そんな事を感じた、素晴らしい展覧会でした。
Study:大阪関西国際芸術祭
リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年
天保山 海遊館となりの大阪文化館(旧サントリーミュージアム)
2025/04/11 〜 2025/10/13
休館日あるので要注意です!