このお店は、大阪の交野市にある地域型ショッピングセンター「フレンドタウン交野」の1階に誕生しました。
食堂カフェpottoとタニタカフェがコラボレーションした、美味しく楽しいカフェレストランです。
デザインコンセプト
フードコートのように、通り抜けたり、自由に回れたり、そんな発想からのスタート。
実際には、勝手に出入りされるとお客さんの管理ができないので困るのですが、それぐらい自由にできるような感じを出せれば、
と思いながら計画しました。
いろんなタイプの座席があって、いろんな使い方ができる。
子供も遊べるけど、大人も楽しめる、子供っぽくない大人な雰囲気。
全世代で楽しめる、垣根のない自由な空間。
お店をつくるというより、「場所をつくる」という感覚でデザインしています。
プランニング
設計する際は、
まず必要な設備や厨房のサイズ、倉庫やスタッフルーム、客席数など、必要な条件を全て頭に入れ、
スタッフやお客さんの導線を考えながら、どういった配置にするかたくさんのパターンを描いて検討します。
今回は230㎡という大きな区画ですが、最低限必要な客席数で構成できたので、かなり自由度の高いプランニングでした。
どの席も他のお客さんとの距離がとれるので、すごくゆったりとした気分で、食事を楽しむ事ができると思います。
最終的に、中央に厨房(オープンキッチン)を配置し、まわりを客席で取り囲む計画になりました。
これは、ゆとりをもった大きさがないと、なかなか実現が難しい計画です。
オープンキッチンのメリットとデメリット
オープンキッチンのメリットは、厨房の中から客席を見渡せるので、全体の把握がしやすい事、にぎわいやしずる感などのライブ感ある演出ができるところです。
ただ厨房には、洗い場や保管場所など、見えない方が良い場所もあるため、見せる・見せないを実現できるゆとりの大きさが必要になります。
働く人もずっと見られる事になるので、休める環境も含め、細かいところまで考えた厨房機器の配置計画も必要になってきます。
アートとディスプレイ
アーティストのsilsilさんに、壁面を彩ってもらいました。
お店のコンセプトやデザインの方向性を伝えて、後は自由に描いてもらいました。
お店ができてから、実際のイメージに合わせて、直描きで。
他にもたくんさんの植物や、ドライフラワー、アンティーク品のディスプレイなど、お店にはたくさんのアートとディスプレイを散りばめていますので、おいしい料理と一緒にぜひ楽しんでください。
店名:potto×タニタカフェ フレンドタウン交野店
住所:大阪府交野市星田北2-26-1 フレンドタウン交野1F
営業時間:11:00~21:00
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