さぶろうべい 野々市店

デザインの仕事

石川県に新規開業した「さぶろうべい野々市店」のエントランス|PARKDESIGN(パークデザイン)の店舗デザイン事例

「さぶろうべい」

創業70年以上になる石川県のソウルフード。
素材ひとつひとつを大切にした、とり白菜鍋の専門店です。

ほとんどの方が思い浮かべる鍋料理とはちょっと違います。
説明が難しいのですが、すき焼き鍋で食べる、水のない鍋料理のような感じ。。。
特製だしと生卵にからめて食べるのですが、白菜好きにはたまらない味です。

デザインコンセプト

今回の敷地は、石川県野々市市。
私たちは、地元で長く愛される店を目指し、設計しました。
大衆食堂のような、ファミリーレストランのような、なべ料理のファミレス版、みたいな雰囲気に。

石川県に新規開業した「さぶろうべい野々市店」ベンチシートから見る店内の様子|PARKDESIGN(パークデザイン)の店舗デザイン事例

プライベート感はあまりないけれど、
知らない人の笑顔が見えたり、店員さんもお客さんも、地元の人も観光客も、家族連れもサラリーマンも、小さい子供から年配の方まで、皆んなでワイワイがやがやしてる、そんな感じになると良いなあと思っています。

長く続けてきたお店であるからこそ、
長く続けてきたという味わい、これからさらに続いていくという雰囲気が、今回の店づくり・デザインにも必要だと感じました。
どうすれば、お店を受け継ぎ継続していく、味をつなぐ、大切にする、そういった思いが伝わるのかを考えました。

石川県に新規開業した「さぶろうべい野々市店」の小上がり席の壁面にあるレトロなポスターと手書き和紙のメニューが印象的|PARKDESIGN(パークデザイン)の店舗デザイン事例

「素材」のこと

今回のテーマになる素材を探していた時に、ちょうど素材メーカーさんから「この素材の新色が出る」という話しを頂きました。
自然素材でできたセメントのパネルなのですが、一枚一枚 色やムラ、模様が少しづつ違う、という特徴があります。
そして、時とともに風合いが移り変わっていく、との事。
素材のテーマやコンセプト、そして素材の表情など、このお店のコンセプトにマッチすると感じて話しを進めたところ、協力いただけることになりました。
こういったタイミングやご縁など、とても嬉しい事だと感じています。

このお店では、建物の外壁と内装の壁、大半をその素材パネルで構成しています。
貼り方や使い方、見せ方などを変えながら。

ただ汚れていくのではなく、味わいが出てくる、そういった経年変化はとても重要です。

10年後、20年後、さらにはそれ以降も
お店の成長とともに、素材の風合いも一緒に、さらに表情が良くなっていく事を期待しています。

さぶろうべい野々市店

さぶろうべい 野々市店
石川県野々市市本町6丁目13−29
11:00~22:00

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